電波少年Wゲストの記憶 中の人
【電波少年Wゲスト・藤村忠寿さんの記憶】 ー レギュラー放送を終えた理由について 6年間、タレント2人、ディレクターも2人だけでADも何もいないですから。われわれは常に2人で、編集して次のロケの準備をしてってずっとやっていて、ロケ中も誰かが面倒見てくれるわけじゃなくて。全部で4人。これでみんな本気でやるんだけど、どこかで誰かが疲れるっていう感じの顔を見せるのが嫌だなと思って。毎回、すごい気合が入ってるわけ、企画発表の時は。これがどこかやり過ぎたときに「いや、なんかもう、ちょっと今回は疲れるな」みたいな顔を見るのが俺は嫌だったので、その前にもう一回切って、レギュラー放送は一回やめようと。不定期にみんながやりたいと思った時にやろうというので、6年間でピタッと止めた。 それが一つなんだけど、もう一つは、2人で『水曜どうでしょう』をやっていると、東京のテレビ局だと、プロデューサーさんが何本も番組を掛け持ちとかがあるけど、僕らは2人で何から何までやってたから『水曜どうでしょう』以外の仕事は何もできなかった。 だから、ドラマも作ってみたかったし、他のこともやりたかったっていうのもあって、悪いけど『水曜どうでしょう』のレギュラー放送は一回やめさせてくれというのが一つ。 ベトナムのね、これが最後の旅だと。これで来年になるのか再来年になるのか、いったん終わりだって思ったらですよ! まあ、大泉は朝から泣いてるんですよ、完全に。で、俺もきてるんですよ、もうその日の朝から。で、最初に堰を切ったようにいっちゃったのが、先に俺がいっちゃったから、全員がしらけちゃって「なんでディレクターが一番最初に大声出して泣くんだ」って。 ダメなんだって! 普通、泣くのはさ(笑)。もう二人は板づいたわけよ! 板づいてカメラが寄っていた時に思わず泣けばいいのに、俺は車のドアを開けた瞬間に泣き出しちゃった。ガシャッっていって(笑)。「ダメだ~!」って言って大泣き始めちゃって、そしたら、タレントはもう泣くに泣けなくなっちゃってさ。先に泣かれちゃったら、こっちがわんわん泣いてるもんだからさ、引いちゃってさ(笑)。笑うよね!「お前かよ!」って。こっちは泣いてくれって思ってたよ。大泉さんは「朝からもうきてるな~これ!」と思って。「良いの撮るぞ~!」と思ったら、自分が先に泣いちゃった。
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