【電波少年Wゲスト・藤村忠寿さんの記憶】 Q：『水曜どうでしょう』が放送されていた当時、『電波少年』っぽいと言われていたとの話を聞いたことがあります。当時の藤村さんは『電波少年』をどのように見ていたのでしょうか？ やっぱり、あの時は『電波少年』っていったら、もうみんな見てましたよ。『水曜どうでしょう』が始まって、われわれも旅を一応いろいろやって、運任せの旅みたいのをやろうとしたんですけど、やっぱり、なかなか説明しても見ていない人には分からない。「どんな番組をやってるんですか？」って「まあ『電波少年』みたいな」っていうので、お茶を濁してたっていうか。 行き当たりばったりなのは一緒なんです。一緒なんですけど、私の中では「でもな、『電波少年』とは違うんだよなぁ」と思う気持ちはあったんですけど、やっぱり、一番その方が通りが分かりやすかったから。もう変な番組をあの方（土屋敏男氏）は作ってたから、先に。だから、おかげさまで、いろいろと『電波少年』は利用させてもらったというのはありますよね。 土屋さんとお話を、もう当時からお話は聞きたかったんだけど、ようやくこのぐらいの、20年ぐらいたってようやく腹を割って話せるようになって。 それでいろいろと話してるうちに、いわゆる『電波少年』は観察してるんですよね、被写体を。こっちはどっちかと言うと飼育員まで一緒に中に入っちゃって、なんならディレクターが会話を回しちゃってるんですよね。