「ワールドプロレスリング」
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電波少年Wゲストの記憶

電波少年Wゲストの記憶 中の人

【電波少年Wゲスト・古舘伊知郎さんの記憶】 Q:もともとプロレスが好きだった? 大好き。小学校の時から、もうレスラーの名前200人ぐらい丸暗記していました。だから自信はあったんですけど、好きだからっていってしゃべりが上手いかどうか、分からないじゃないですか。だから、初めのうちは先輩の言う通りに。 ラジオの場合だったら、野球中継なんかでも「3回の表、ジャイアンツの攻撃。さあ、いよいよ……」ってペラペラしゃべらないとダメじゃないですか。でも、テレビっていうのはビジュアルなんだから「ご覧の通りです」と少し間を置け、と。「ヘッドロックの体勢」って言ってから、また間を置け、と。 だから、初めはあんなにペラペラしゃべったらめちゃめちゃ怒られたので、すごく「ゆっくりと……猪木……入場してまいりました」ってきちっとしゃべっていました。 それで『少年マガジン』とかで、「戦いのワンダーランド」とか控えめに言ってたら、それが話題になって、僕が金曜夜8時に生中継やって、次の週の月曜か火曜に出ている漫画に「戦いのワンダーランド」って眼鏡掛けたやつが出てくるんですよ。「これは俺なんだ!」と思って「漫画がそんなふうに扱ってくれてる!」と思って、調子に乗ってどんどんしゃべるようになった。それで調子に乗って、フリーになっちゃったんですから。 そうしたら85年、フリーになった次の年に、正確に言うと目黒通り沿いのレンタルビデオ屋でエロビデオを借りたんですよ。AV、今で言う。そうしたら、うち帰ってきて一人で見たら、俺と同じ、べっ甲色のセルフレームの眼鏡を掛けたやつが、俺に似てて丸顔で「こんばんは。フルちんタチイチロウです」って。隣のアシスタントが「させいくよです」って。「俺も売れたな!」と思った。

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